先日高校生の女の子が側湾症の改善を目的で
来院されました。
これまで側湾症のアプローチは体幹部を歪ませる
筋群をターゲットにストレッチする事で
改善を試みてきましたけど
今回タッチフォーヘルスというアプローチ方法を試してみようと思い
筋反射だけを整える事で改善を試みてみました。
先ずは背骨の歪みをチェック。
逆C字上に歪みが存在。
座位にて左の肩が下がっていました。
その後腹部の診察。
東洋医学で言う腎経のライン上に圧痛が存在したので、
膀胱経の反射筋である腓骨筋と腎経の反射筋である大腰筋のテストをしたところ、
右の腎経、左の膀胱経が
筋力低下が認められます。
そこで簡単なアプローチとして井穴という爪の端にあるツボをを刺激して
エネルギーバランスを整える事が
出来るので、先ずはそこを指でつまんで刺激しました。
かなり痛がりましたが、程なく痛みが軽減。
その後うつぶせに寝てもらい背骨を確認すると、
なんと湾曲は消失していました。
更に座位にて肩の高さを比較すると左右揃っています。
こんなに簡単に改善するとはこちらも驚きでした。
この女の子、腎経の反応が強かったので、恐がりですか?と
聞いたところ、極度の恐がりとのこと。
東洋医学では五臓六腑は感情のアンバランスにも反応すると
考えられていて、腎臓は恐怖の感情が強いと筋肉に
反射が現れます。
そういう感情も筋肉に影響する旨を伝え、筋肉のバランスと
感情のバランスを整えて治していきましょうと、
その日の治療はまとめました。